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糖尿病の食事療法「糖質制限食」は、これまで糖尿病関連の学会や大学病院などでは批判的に扱われていましたが、今年の5月に開催された第55回日本糖尿病学会年次学術集会では、糖質制限食が糖尿病食事療法の選択肢の一つとしてコンセンサスが得られました。 有効性は当院でも実感しており、今後さらに普及していくことでしょう。
また、褥瘡治療の分野では、「ラップ療法」が日本皮膚科学会の「褥瘡診療ガイドライン」に掲載されました。 ラップ療法も、長らく褥瘡関連の学会や大学病院などでは批判的に扱われており、在野の医師や医療従事者の間で草の根的に普及してきた治療法です。
これらの例からわかるように、最近ではかならずしも学会や大学病院が最先端ではなく、優れた治療法、医療技術などは、在野の一医師などが編み出して普及していく場合が少なくありません。
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2012/06/05
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